空き家を放置するとどんなリスクがある?高齢者が早めに対処すべき5つの理由

日本古い建物

「家の古い空き家、いつか子どもが帰ってくるかもしれないからそのままにしておこう」
「自分の家だから、空いていても大丈夫」
――前橋市にお住まいの高齢の皆さまの中には、そんな風に考える方も多いでしょう。
しかし、現実はそう簡単ではありません。空き家を長期間放置すると、経済的な負担だけでなく、法律や安全面、ご近所とのトラブルなど、さまざまな問題が起きやすくなります。年齢が上がるほど、対処も難しくなってしまいます。
今回は、気軽な会話のように、「なぜ早めに空き家の問題を解決した方がいいのか」を一緒に考えてみましょう。


人が住んでいない家は、人よりも早く老朽化する

誰でも知っていることですが、家は人が住まないと、傷みがどんどん進みます。近所で、数年前までは問題なかった家が、空き家になってから屋根の雨漏りや畳のカビがひどくなった例もあります。
家は「息をする」場所です。窓を閉めっぱなし、水道や電気を使わないと、湿気や害虫が入り込みやすくなります。さらに古くなった配線や屋根に、雨や地震が加わると大きな被害につながることもあります。


空き家は周囲の環境にも悪影響を与える

空き家は手入れされないことが多く、雑草が背丈以上に伸び、玄関前に落ち葉が山のように積もることもあります。猫の集まる場所になったり、夏場は独特の臭いがすることも。
ある地域では、空き家の草むらに蛇が出てきて、近所の子どもが怖がったという話もあります。ご近所の間で心配の声があがり、町内会から家族へ対応を促す連絡があったケースも。
自分の資産であっても、ご近所への迷惑になってしまうことが前橋市内でも見受けられます。


税金は毎年かかり、維持費も必要

「空き家だからいつでもどうにかできる」そう思う方は多いですが、固定資産税は毎年支払わなければなりません。土地が広ければ、それだけ税額も高くなります。
実際に、長年売れずに放置された古い家は、配管が凍結したり配線が劣化したりして、草も伸び放題。結果として維持費がかさんでしまい、慌てて不動産業者に相談しても、状態の悪さで買い手がつきにくく、価格も下がってしまうことがあります。
早めに対応するのは「儲ける」ためではなく、「損を減らす」ためなのです。


日本の田舎

事故が起きても責任は所有者にある

空き家だからといって、責任がなくなるわけではありません。所有者の名前が登録されている限り、事故が起きれば責任は所有者にあります。
たとえば、老朽化した配線から火災が起き、ご近所の物に被害が出たケースもあります。幸い怪我人はいませんでしたが、賠償や後処理で大変だったそうです。
このような事故は頻繁ではありませんが、一度起きると大きな負担になります。


体力・気力があるうちに決めることは、自分と家族のためになる

家は思い出の場所、手放しにくい気持ちはよくわかります。
しかし、体が不自由になったり判断が難しくなったとき、空き家はどうするのでしょうか?子どもたちに迷惑をかけたり、家族間でトラブルになることも考えられます。
70代で自ら家を売り、共用型老人住宅に移り住んだ方は、「いつか自分がいなくなった後に、子どもたちが揉めるのは嫌だ」と話していました。しっかり考えた上での選択です。


放置は安心じゃない。早めの対処が本当の安心。

空き家問題は一家庭だけの問題ではなく、社会全体の課題です。
早く動くほど選択肢が広がり、自分で決める自由も増えます。賃貸に出すか、売却するか、家族に託すか。先送りせず、一歩踏み出すことが大切です。


日本の古い町

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